税務調査の体験談(1)突然電話がかかってきた時は怖かった

仕事

個人事業で仕事をしていたときに税務調査を受けたことがありました。2日間の税務調査での焦りと悲しさと落胆と怒りなどをお伝えしようと思います。

当時は個人事業で仕事をしていました。夫婦2人で仕事をして奥さんは青色専従者です。商品を仕入れて販売をする小売業で主にメーカーから商品を購入しそれをネットで販売していました。

電話は携帯にかかってきた

4月の中頃、携帯電話に地元の税務署から税務調査に入りたいとう連絡がありました。

税務調査は聞いたことがありますが、まさか自分のところに税務調査が入るとは思っていませんのでビックリです。

「なにを調べられるの?」
「確定申告がダメだったの?」
「税金すごくとられるの?」
など不安になり、心も苦しくなり、心臓もドキドキです。
ちょっとパニックになりそうでしたが、なんとか気持ちを抑えて電話の受け答えをしました。

ちょうど事務所の引っ越しをおこなっている時だったので、事務所を移転中で忙しい旨を伝えると、少しあとでもよいということでした。

すぐに調査に入りたい!と言われるのかと思いましたが、そうではないのでちょっと拍子抜けしました。もう少し後にしてもらうか、それともすぐに調査に入ってもらうか電話口で少し悩みました。

調査が後になればなるほど、この苦しい気持ちでいる期間が長くなりそうなので、なるべく早く過ぎ去って欲しいという思いで、翌日にしました。

なんでうちに税務調査が?

電話を切った後、「なんでうちに税務調査が入るんだろう」と夫婦で話しましたがよくわかりませんでした。税理士を頼んでもおらず、申告は青色申告です。青色申告会に入っているので確定申告の前に、記帳相談があり、毎年青色申告会のスタッフに見てもらい、[青色申告会]のハンコを押してもらったものを税務署に提出していました。

なんとなく、青色申告会に入っていたら税務調査はないのでは~(^_^)v と思っていたのですが、関係ありませんでしたね。青色申告会に入っていてもいなくても、税務調査はやってきました。

税務調査が入る理由を二人であれやこれやと考えていると思い当たることがありました。

なぜ税務調査?思い当たること

少し前に、売上が急に減りました。年間2000万あった売上が半分の1000万になったのです。

先ほど引っ越しと書きましたが、売上が減りこれまで借りていた事務所の家賃(8万)が重くなり、経費節減のため移転するこにしました。

もしかしたら、半分になった売上を計上しないで隠していると疑われ、それを暴くために税務調査になったのではと思いました。急に売上が減るなんて怪しいぞ!と思われたんじゃないかと予想しました。

こちらは何も隠しておらず、ほんとうに売上が減りました。売上が減った原因は仕入をおこなっていたメーカーが、ネットで直売を始めたからです。

それまで製造オンリーだったメーカーですが、私たちがネットで販売をおこない、徐々に売れていくのを知って、自社でも売ろうとネットショップを立ち上げました。しかし、思うように売れなかったのか、どんどん値引き販売をして、ついに、私たちの仕入金額と同じ価格で販売したのです。

こうなると、小売店の私たちは太刀打ちできません。一気に売上がなくなりました。売上が減ることで利益もなくなり、赤字になり、事務所を引き払って、賃貸の一戸建てに事務所件住居として規模を縮小して、なんとか立て直そうと思っていました。

そんな矢先に税務調査です。
泣きっ面に蜂とはまさにこのことですよね。

ただ、なやんでいても仕方ないので、用意しておいて下さいと言われて申告書や各種帳票、領収書や通帳などを準備して、翌日の税務調査に備えました。

次回は税務調査の初日にあったイヤなことを書きます。

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